ハイリスクアプローチの重要性! SSDの物理破壊、誤った認識で重大事故!

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NIST 和文IPA 000025355.pdf
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アメリカ合衆国(米国)データ抹消ガイドライン
データ抹消のガイドラインは米国が世界の動向を牽引しています。
storage-device-declassification-manual (
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HDD/SSD 米国(NSA,NIST)と日本のデータ抹消について。

 

※1 NSA:アメリカ国家安全保障局(NSA:National Security Agency) DoD:アメリカ合衆国国防総省(DoD:United States Department of Defense)

1. HDD米国式物理破壊の概要

国家機密を扱うNSAやDoDでは、使用済のIT機器処分におけるサニタイズに関して厳格な基準※2が定められています。物理破壊は内部プラッタを損傷、変形させることを強く推奨されております。(出典:パシフィックネット)

HDD米国式物理破壊の概要 通常の穿孔破壊と米国式V字破壊

※2 NSA/CSS STORAGE DEVICE SANITIZATION MANUAL PURPOSE AND SCOPEより

https://www.nsa.gov/resources/everyone/media-destruction/assets/files/storage-device-declassification-manual.pdf

 

 

HDDのデータ抹消方法は3つの方法がガイドラインで定められています。

1.上書きソフト(オーバーライティング)を利用する。

2.強磁気(デガウシング)を照射し消去する。

3.物理的に破壊(ディストラクション)する。

どの方法で対応するかは、廃棄元の責任で行うとされています。

1.上書きは1回、念のため2回行えば復元出来ない。

2.磁気消去は垂直記録方式に対応し、20000エルステッドの照射力を認定(NSA)

3.物理破壊専用機で破壊する。
ベンディング、パンチング方法を規定(NSA)

尚、米軍は物理破壊のみで上書き方法は 🆖です。
*NISTのデータ抹消はNSAに準拠していますが、媒体(HDDの場合) 接触部(コネクター)を切ることも推奨しています。

厄介なSSDのデータ抹消についての
日東造機の考えは次号で記載します。

日東造機株式会社
唐鎌益男