
TBN-1014HK-H3 レンタルビジネスモデルの挑戦!
1. ビジネスモデルの概要
目的: リサイクル事業者、LCM、ITAD事業者がTBN-1014HK-H3(価格125万円)を高額な初期投資なしで導入できるようにし、以下の方法でレンタル事業者とレンタルを受ける事業者の収益を最大化する: eMMCデータ物理破壊サービス(500円/台、税抜、破壊証明書発行込み)。
液晶部品のリユース(市場価値500~1,000円/台、平均750円/台と仮定)。
金属回収価値(金・銅などの金属から100円/台)。
構造: 以下の組み合わせによるハイブリッドレンタルモデル: 固定月額レンタル料: 装置へのアクセスとメンテナンスをカバー。
従量課金: 処理したタブレットの台数に基づき、高い処理量を促進。
オプションサービス: eMMC破壊および液晶リユース支援により、レンタルを受ける事業者の収益性を向上。
対象: 小型家電リサイクル事業者、LCM/ITAD事業者、およびGIGAスクール端末廃棄を扱う教育委員会。 価値提案: レンタル事業者: eMMC破壊、液晶リユース、金属回収により、最小限の初期投資で収益を創出。
日東ホルカム: 安定したレンタル収入を確保し、GIGAスクール端末リサイクル市場(約950万台、初期目標300万台)でのシェア拡大を目指す。
2. 市場および需要分析 総需要: 300万台(2026年までに寿命を迎える950万台のGIGAスクール端末の一部)。
処理能力: TBN-1014HK-H3は1台あたり1日300台処理可能。年間250営業日で1台あたり75,000台(300 × 250)。
必要台数: 300万台 ÷ 75,000台 = 1年で40台、2年なら20台。
レンタル事業者の収益源: eMMC破壊サービス: 500円/台、プライバシーを重視する顧客(教育委員会、自治体など)を対象。
液晶リユース: 66.7%(300万台中200万台)が平均750円/台でリユース可能。
金属回収: 金属(例:銅、23g/台)から100円/台。
市場ニーズ: データセキュリティ(eMMC破壊)、環境コンプライアンス(バッテリー・金属リサイクル)、およびコスト効率の良いリユースソリューション。
3. レンタルモデルの設計
固定月額レンタル料 装置コスト: TBN-1014HK-H3あたり125万円。
メンテナンスコスト: 年間10万円(月8,333円)。
計算: 装置コスト(125万円 ÷ 12ヶ月 = 104,167円)+ メンテナンス(8,333円)= 月120,000円(税抜)。
目的: 日東ホルカムのコストをカバーしつつ、レンタル事業者が初期投資を回避可能。
従量課金 料金: 処理1台あたり300円(税抜)。
根拠: 液晶リユース(750円/台)、eMMC破壊(500円/台)、金属回収(100円/台)の収益と整合し、収益性を確保。
例: 1日300台 × 月20日 = 6,000台 → 6,000 × 300円 = 月180万円。
オプションサービス eMMCデータ物理破壊サービス: 料金: 500円/台(税抜)、2mm以下の物理破壊(NSA/NIST準拠)および証明書発行を含む。
魅力: データプライバシーを重視する教育委員会や自治体向け。
液晶リユース支援: 料金: リユース売却額の20%(例:750円/台で150円/台)。
サービス: 日東ホルカムが選別、品質チェック、国内外リユース市場への接続を支援。
金属回収収益: 価値: 金属(例:銅)から100円/台。
実施: レンタル事業者が金属回収収益を全額保持。日東ホルカムはリサイクルパートナーの紹介を提供。
モデル例 月額コスト: 120,000円(固定)+(6,000台 × 300円)= 192万円。
オプションサービス: eMMC破壊(3,000台 × 500円 = 150万円)および液晶リユース支援(4,000台 × 150円 = 60万円)を追加。
総コスト(オプション込み): 192万 + 150万 + 60万 = 月302万円。
4. レンタル事業者の収益シミュレーション
前提: TBN-1014HK-H3を1台レンタル(月120,000円)。
月間処理台数:6,000台(300台/日 × 20日)。
液晶リユース率:66.7%(4,000台、750円/台)。
eMMC破壊サービス利用率:50%(3,000台、500円/台)。
金属回収:100%(6,000台、100円/台)。
レンタル事業者の収益: 液晶リユース:4,000台 × 750円 = 300万円。
eMMC破壊:3,000台 × 500円 = 150万円。
金属回収:6,000台 × 100円 = 60万円。
総収益: 300万 + 150万 + 60万 = 月510万円。
レンタル事業者の費用: 固定レンタル料:120,000円。
従量課金:6,000台 × 300円 = 180万円。
液晶リユース支援:4,000台 × 150円(750円の20%)= 60万円。
総費用: 12万 + 180万 + 60万 = 月252万円。
レンタル事業者の利益: 510万円(収益)– 252万円(費用)= 月258万円。
ROI: 258万 ÷ 252万 = 月間102.4%の収益率、非常に高い収益性。
日東ホルカムの収益(1台あたり): 固定:120,000円。
従量課金:6,000台 × 300円 = 180万円。
合計: 月192万円。
年間(1台):192万 × 12 = 2,304万円。
40台(市場全体):2,304万 × 40 = 年9億2,160万円。
日東ホルカムのコスト: 製造:125万円 × 40台 = 5,000万円。
メンテナンス:10万円 × 40台 = 年400万円。
純利益: 9億2,160万 –(5,000万 + 400万)= 年8億6,760万円(初年度、2年目以降は製造コストなしでさらに高収益)。
5. 価格表 項目
価格(税抜)
備考
固定月額レンタル料
120,000円
メンテナンス込み、1台あたり
従量課金(1台あたり)
300円/台
最大300台/日、月7,500台(25日稼働想定)
eMMCデータ破壊サービス
500円/台
2mm以下の物理破壊+証明書発行
液晶リユース支援手数料
売却額の20%
選別、品質チェック、市場接続(例:750円/台で150円/台)
金属回収収益
100円/台
レンタル事業者が全額保持、リサイクルパートナー紹介を提供
初期設定サポート
50,000円(初回のみ)
設置およびトレーニング(オプション)
長期契約割引
10%割引
2年以上契約で固定レンタル料に適用(108,000円/月)
価格例: 標準ケース(月6,000台):120,000円 +(6,000 × 300円)= 月192万円。
eMMC破壊追加(3,000台):192万 +(3,000 × 500円)= 月342万円。
液晶リユース支援追加(4,000台):342万 +(4,000 × 150円)= 月402万円。
長期契約(2年、フルサービス):108,000 + 180万 + 150万 + 60万 = 月340.8万円。
6. メリットと訴求ポイント
レンタル事業者向け: 初期投資不要: 125万円/台の投資を回避。
高い収益性: 6,000台で月258万円の利益(液晶リユース300万、eMMC破壊150万、金属回収60万)。
柔軟性: 従量課金により処理量に応じたコスト管理。
コンプライアンス: データプライバシー(eMMC破壊)および環境規制(バッテリー/金属リサイクル)に対応。
市場アクセス: 日東ホルカムの支援で液晶リユース市場に接続。
日東ホルカム向け: 安定収益: 40台で年9億2,160万円、初期コスト後の高い利益率。
市場リーダーシップ: 2026年GIGAスクール端末リサイクル需要を獲得。
ブランド価値: データセキュリティと環境ソリューションで評判向上。
7. 課題と対策 課題: 高い従量課金(300円/台)が小規模レンタル事業者の負担となる可能性。 対策: 初月固定料金無料などの導入キャンペーンや、10,000台以上で250円/台の段階的価格設定を提供。
課題: 液晶市場価格の変動リスク(500~1,000円/台)。 対策: リユース支援で国内外の販路を多様化、市場動向を監視しレンタル事業者に助言。
課題: eMMC破壊サービスの需要予測の不確実性。 対策: 教育委員会向けセミナーや文部科学省ガイドライン準拠を訴求、5,000台以上で400円/台の割引を提供。
課題: 他のリサイクル事業者やデータ破壊サービスとの競争。 対策: TBN-1014HK-H3の優れた効率性(30~120秒/台)およびCrushBoxの信頼性を強調、NSA/NIST準拠の破壊を訴求。
8. 今後の展開 市場拡大: 2026年以降の950万台のGIGAスクール端末需要をターゲットに、他のタブレット/スマートフォンリサイクル市場へ拡大。
技術改良: 処理速度向上(例:600台/日)や、AIを活用した液晶/金属部品の自動選別機能の追加(実用新案申請中)。
9. 結論
この改良されたレンタルビジネスモデルは、eMMC破壊(500円/台)、液晶リユース(750円/台)、金属回収(100円/台)により、レンタル事業者に高い収益性(1台あたり月258万円)を提供し、日東ホルカムには安定した収益を確保します。ハイブリッド価格設定(月12万円 + 300円/台)はアクセス性と拡張性を両立し、オプションサービスによりレンタル事業者の収益とコンプライアンスを強化します。価格やサービスの調整が必要な場合、具体的なフィードバックや市場条件に基づいて対応可能です。